2004.06.28 Monday
脚本家の野沢尚(のざわ ひさし)さんが首吊り自殺という、かなり衝撃的な事件がありました。
代表作は乱歩賞を受賞した
『破線のマリス』など。コナンの
『ベイカー街の亡霊』脚本も手がけていました。私はこの二作と、真田さん主演の単発ドラマ
『その男の恐怖(1998)』が大好きなので、非常に残念です。コナンに関しては全劇場作品の中で一番ミステリー要素も強く、私も一番のお気に入りだったのでショックです。
破線のマリスも読みました。題材がマスコミ批判なだけに表立って取り沙汰されることは少なかったものの、話としてはかなり面白かったです。女性の記者がある事件を取材したことから正体不明のストーカーに追い詰められていく話(あんまり書くとどんでん返しがバレるので書けない)で、情報社会の危うさなど現代の考えるべき課題をえぐり出したような作品です。普通に面白いです。野沢作品では一番好きかも。
他にも
「眠れる森」「眠れぬ夜を抱いて」など有名な作品を沢山作っています。最期に彼に教えられた事は
「眠れない夜は森に行ったらいいんじゃないか」という事くらいでしたが、ご冥福をお祈りします。
破線のマリス
野沢 尚
コメント
>那由多さん
そうなんですよ。私もそれを一番に書きたかったデス。
でもあまり皆知らないかなーと思って書いてはいませんでした・・・
このことが解ってくださる方とお友達になれてよかったです。まぁ、ニュースがニュースですが・・・^^;
ベイカーは一番好きな作品であっただけに(好きな理由も半分以上が脚本の素晴らしさについてです)かなりショックです。マリスよりもむしろそっちでショックです。
彼の原稿でコナン映画が見れる日はもうないのですね・・・
連続レス失礼いたします。
野沢さんはベイカー街の亡霊の脚本かかれていました。
本当に残念です、自殺だなんて・・・かなりショック!!!
しばらくAR台本読んでボーとしてしまいました。
破線のマリス、いい作品でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
那由多
>veinさん
確かに、真犯人がわかった時はショックでした。でもああいうどんでん返し系は大好きなので読後はスッキリでしたけどw
えぇ、芸術大学で文芸を!?いいなぁ私もそんな所で授業受けてみたいです!!あぁ、だからveinさんの日記は理路整然としてるんですね(・∀・)b今度はオススメの本なんかあったら教えてくださいね。
ええと、破線。
ラストは人に言いたくて言いたくて堪らない衝動に駆られます。
ゆったら絶対ダメ系の物語なんでしょうが。
主人公に感情移入してた俺は、思わず真犯人を憎んでしまいました。
…ってそこで憎んだら、ホントの感情移入じゃないのか。
ああいった形のラストは珍しい気がしますねえ。
俺はええと、文学部ではなく、芸術大学で文芸をとっておりましたので。
本好き…ですね(笑
2004/07/07 11:09 PM by
vein
>veinさん
こんにちは☆私もマージさんとこから確か以前そちらのサイトにも飛んだことがあります。日記読破した感もありますw
破線のマリスは最後真相が明らかになった時切なかったなぁ〜。悪い偶然が重なりすぎてるなと思いました。陣内さんはいい味出してましたよね。多分彼が出てなかったら私は映画のほうは見ないでおいたかもしれないです^^;w日本映画にしては鑑賞後のガッカリが少なかったし。
書評・・・私の好みはかなり偏っちゃってるんで参考にならないかもしれないけど・・・w私の学部のせいもあってか本はほぼ強制的にかなりの量読まされてるんです^^;
veinさんも本お好きですか?
マージさんトコから来ましたよ。
破線のマリス、確かに面白かった。
映画では陣内氏の演技の大袈裟さがある意味賭け的な要素もあったのでしょうが、結果的に現実性とのギャップの落差を陰影付けてるようで面白いキャスティングでした。
この頁、オススメ等コンテンツ充実してますねえ。書評、面白く拝見しました。
また来ますねえ。
2004/07/01 8:39 PM by
vein
>山羊さん
破線は映画にもなったよね。私見たけど普通に面白かったよん。眠れぬ〜はおばあちゃんが毎回見てたなぁ。
作家は考えすぎちゃうとか周りのバッシングとかいろいろあるだろうからねぇ。誰がどんな悩み持ってるか解りませんな・・・。
うへぇ、うちにも破線のマリスある・・・。
眠れぬ夜を抱いても好きだったのに(ドラマが)。
つか、作家は首吊りで死ぬケースが多いよね。こわっ。
2004/06/28 10:21 PM by 山羊
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2004/06/29 1:16 AM
脚本家、小説家の野沢尚さんが亡くなったそうですね。
ぼくんち杉並区@WebryBlog